
野尻湖発掘
ってなぁに?
野尻湖の発掘で明らかになりつつある野尻湖文化は4.8万年前から3.3万年前までの
15000年間つづきました。この時代は人類紀最後の氷河時代にあたります。私たちの
歴史は2000年程度ですが、実にこの7倍以上もの時間をナウマンゾウを追いかけながら暮らした人々の生活があったのです。
1962年からはじまった野尻湖発掘は今年までに13回の湖底発掘をしてきました。
全国の友の会の会員は2500人、発掘の組織は25の友の会と11の専門グループから
できています。
野尻湖の発掘は手弁当の発掘といわれ、発掘の費用は自己負担でまかなわれています。
ですから、参加者はみな対等で仕事を分担し協力し合う中で、創意工夫が発揮されま
す。発掘の成果も参加者全員のものです。
3年に一度の発掘は、ふだんの友の会活動の成果を試す場でもあり、日ごろの郷土に
根付いた地道な友の会活動によって裏付けされたものです。
野尻湖の遺跡はナウマンゾウやヤベオオツノシカの様々な部分の骨が混ざって産出
し、石器や骨器がそれに伴うことが大きな特徴です。こうした産出状況から旧石器
人(野尻湖人)がこれらの動物を狩猟し、そこで大量に解体した跡であることがわか
ります。日本での狩猟解体の場(キルサイト)が残されている中期旧石器時代の唯一
の場所です。
世界では旧人から新人への変遷についての論争がたえない今日ですが、野尻湖人の
骨が発見されたときは、その論争に終止符が打たれる手がかりとなるかもしれません。

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